妙泉寺 様

お客様の紹介

本堂を建築して60余年、雨漏りや電気設備等の劣化による破損が相次ぎ、専門家の診断の結果、部分的な補修では間に合わない事が判明しました。同様に、本堂に隣接する納骨堂も老朽化が進んでいた背景があり、総代会で検討を重ねた結果、本堂、納骨堂の建替えは避けられないとの結論に至りました。このうち納骨堂と門徒会館は2013年に起工し、翌年に完成。 続いて2015年に本堂工事に着手し、2017年4月に親聖人750回御遠忌法要と併せ本堂・納骨堂・門徒会館落成法要が厳修されたのが一連の流れです。欄間、山号額から御須弥壇、襖絵に至るまで、ほぼ全ての仏具を新調される、新本堂に御荘厳された姿をイメージしながら寸法や仕様のお打合せを重ね、お寺様の想いを形にしていきました。本堂、納骨堂、門徒会館全てが新築される一大工事は、少しのミスも許されず、納品についても細心の注意を払いながらの作業となりました。本堂の御本尊は京都で修復、門徒会館、庫裏の御本尊は新たにお迎えしました。 京都でのお打合せ、ノミ入れ式は初めての体験で、ノミ入れの際には坊守様の涙を目の当たりに... お寺様の想いを受け止め、形にしていく難しさと楽しさを、深く胸に刻んだお仕事でした。