1. HOME
  2. 作業工程
  3. 漆箔工程

漆箔工程

作業工程

STEP 01

布着せ

木地の割れを防ぐために、麻の紗(布)を生漆※1に糊を塗り合わせたもので貼り付けます。

布着せ
STEP 02

布目摺り

表面をならすために、布目に地の粉※2、または切粉※3を刷り込んでいきます。

布目摺り
STEP 03

地付け

木地と布目摺りとの境をなくすため、砥の粉※4と少し粒子が粗い地の粉を漆と水で練り合わせしたものを
ヘラで付けて乾燥させます。

地付け
STEP 04

切粉付け

地付けの表面をより細かく するために、表面を研ぎ、切粉を塗ります。

切粉付け
STEP 05

研ぎ

表面を整えるために、耐水ペーパーを使って研いでいきます。

研ぎ
STEP 06

錆付け

さらに表面を滑らかにするために、粒子の細かい錆※5を付けて下地の目を密にしていきます。

錆付け
STEP 07

試し塗り

実際に仕上げるがどれくらいで乾き、艶がどう仕上がるかを判断するために板に試し塗りをします。
これにより仕上げる漆を決定します。

試し塗り
STEP 08

中塗り

形を奇麗に整えるために、 錆付けした表面を研ぎ、中塗り漆を漆刷毛で塗布します。

中塗り
STEP 09

上塗り

仕上げ塗りとして、上塗漆を塗布します。

上塗り
STEP 10

漆塗り完了

漆が乾くまで乾燥させたら漆塗りは完成です。

漆塗り完了
STEP 11

金箔押し

箔箸という道具を使い、金箔を挟み柱に一枚一枚押していきます。
大きさにもよりますが、何百枚という枚数を使います。

金箔押し
STEP 12

金箔押し完了

漆塗りと同じ様に乾燥させます。必要により保護剤を塗布し完成です。

金箔押し完了

※1 生漆とは漆の木から採取して、異物を取り除いた漆。

※2 地の粉とは生漆と水を混ぜて下地に用いる粉末。焼いた粘土や瓦を砕いたものを使用します。

※3 切粉とは地の粉と砥の粉※5、生漆を混ぜたもの。

※4 錆とは砥の粉、生漆、水を混ぜたもの。下地につかいます。

※5 砥の粉とは地の粉同様に、生漆に混ぜて用いる粉末。砥石から出る粉や、粘土を焼いて粉末にしたもの。

その他の作業工程について

お問い合わせ

資料請求・お問い合わせは、
以下メールフォームまたはお電話からお問い合わせください。

~お電話でのお問い合わせはこちら~

0949-24-7211

受付 / 8:00~17:00

上記以外の時間は、留守番電話へのご登録いただけましたら、翌営業日に折り返しいたします。
(営業日は年間スケジュールをご参照ください。)