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当社の強み

日本のこころ匠・創造の原点を語る

百年前に生きた職人の思いを活かして

金箔を貼る前段階が漆塗りです。作業は最大30工程ほどあって、漆を塗るために木地が平らになるように下地を整え、漆を塗り、研磨を繰り返す。漆の量が少なく乾燥が早ければ表面が縮んでうまく金箔を張ることができません。
文化財は設計図が残ってないことが多く、まずはじっと観察し、作られた手順を想像する。壊れた部分を同じ年代の古木で修理し、テストを繰り返しながら下地を整え、漆を塗り、金箔を張っていく。
金具や木製部品を傷つけないよう一本ずつ慎重に外し、吐息を抑え、厚さ1万分の2~3ミリの金箔を一枚ずつ、竹製の箔箸で仏具に張り付けていく。材料も工法も建造当時のままで修復します。

修復作業をこなしていくうちに、どの地方で造られたか、どの工法だったか分かるようになりました。修復を繰り返した文化財からは修復した時代や、職人の技術をうかがい知ることができるし、塗りがはげた断面からは、百年前に生きた職人の思いや性格が伝わってくる。
時には修理に失敗した後も見られる。それは今手掛けている修復が50年後、100年後の修復で評価されるということ。後々の人が見ても恥ずかしくない仕事をしたいという思いでて修復に取り組んでいます。

平成の文化財を後世に残す

これまでによみがえらせた仏具は二千件以上にわたり、1984年には、西本願寺(京都市)の宮殿を修復しました。清水寺開山堂内の厨子も三百年ぶりに修復させていただき、太宰府天満宮の本殿も手掛けました。2005年には、豊臣秀吉が造った「黄金の茶室」を現代風にアレンジし、プラチナ箔を張り付けたプラチナ茶室を制作、愛知万博で公開されて話題になりました。

私にとって仏壇は師匠であり、表面の奥を見ようとすればアイデアが生まれてきます。常に限界ギリギリで取り組まない限りうまくいかないし、仏様が見ている。いい加減なことはできません。仏具に携わって半世紀。常に新しい感覚に挑戦し、平成の文化財を後世に残すのが使命と思い仕事に取り組んでいます。