岡崎 明
設計
仏具の仕事は、時代によって様々な仏具が在り、色々な形、仕口、彫、
漆箔、金具、彩色などその時代の仏師達により造られた物を基本に、
今の時代に合った物を考え、顧客のニーズに合わせた仏具を造り上げて
行く最初の工程が、「設計」です。
新調の図面を書いてきました。色々な宗派の中で初めて見る仏具にとまどい、
昔の仕口に、頭をかかえ悩みました。多くの人に助けられ通常では、見る事の
出来ない物を直で見ることができ、仕事に関わる沢山の職人さんや、先生に
指導を受け仏具の作製に取り組んできました。
今後もより良い物を後世に残していけるよう図面を書いていきます。
その為に知識を蓄え、技術を学び、古くから伝わる技法、今後出てくる新しい
資材や技術を駆使して今より50年、100年たっても威風堂々と残る仏具造りを
めざしています。
仏具の仕事は、一生追求する仕事です